先日のセッションについて、私のフィードバック。
H.Wさんとのセッションで感じたひとつの感覚について。
それは、ムーブメントを繰り返しある時点で動きをやめて、まっすぐに背中合わせで座ったとき。
「いま、どんな感じがしますか?」
とクライアントさんに尋ねると、
「なにも感じません」
とおっしゃられた時がありました。
それは、私の背中からも感覚として共有していたのでよくわかりました。
その『なにも感じない』状態とは、
まるで『自分は海に浮かんでいて、その海水と体温が全く同じ温度になったとき、その海水があるようでないような、なにも感じない状態』のようでした。
相手の背中と自分の背中のあいだに、『間』があるような。
自分でもなく相手でもなく、その『中間に2人がいる』ような。
もしくは、2人という概念が消えてしまったかのような。
いるけど、いない
すこしだけ空間がゆがむ瞬間のような、何とも不思議で、心地よい感覚。
先日、Ambient move.セッションを受けてくださったH.Wさんより感想が届きました。
感覚をどんどんキャッチし言語化してくださり、変化や気付きが早かったように感じました。
H.Wさんの身体的な変化と、そこから湧き上がるイメージは同時に存在していて、それらを分けて考えているのは私たちの思考でしかないのかもしれないとセッションを通して気付きました。
感想はご本人の承諾を得て、そのまま掲載させていただきます。
ありがとうございました。
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申込みのきっかけ : 身体の身体を感じたのとSNS(Instagram)を拝見し、
セッションでの目標 : 肩甲骨の違和感(かたさ、痛み)と、骨盤の重だるさが無くなれば
その他感想など : イメージとは時におそろしいものです。セッションを受ける前は、
ミワさんと背中合わせで身体を委ねるボディーワークの最中、次第
終わった後、私はずっと笑っていました。この世界に素敵な宝物が
友達に知らせたい!独り占めなんてもったいない!セッション数時
ちょうど、1週間前のきょう、那須に住む友人から「突然だけどきょう遊びに来ないー??」のお誘いに飛び起きて、新幹線で那須に向かいました。
当時は、体調も不安定で、まだ自分がこれから何をしていきたくて、何を大切に生きていきたいかもわからず、ひたすら毎日色んな本を読んでいました。
そういう節目のタイミングに何故だかいつもこの友人は連絡をくれます。まるでそれを知っていたかのように!
「まさに昨日こういうことがあってひと段落したところ!」
「ちょうど会いたいと思って連絡しようとしてたんだよぉ!」
そうして会うと、友人が運転しているのをお構いなしに高校生のようにマシンガントークをしたり、静かな気のいいカフェでしっぽりお茶したり、地元の人に愛されているであろう温泉でおじさんのようなため息をもらしてお湯につかったり、色んな時間を過ごして、夜は布団を敷いて話しながらいつの間にか寝てしまいました。
那須の朝は、日差しが東京に比べて一段ときらきらとしているように感じました。
そうした時間はあっという間に過ぎて、お別れをすると東京に鈍行列車で帰ります。
何かの節目に1年を振り返ると、全く変わっていない、成長していない自分に焦る気持ちから、
「確実にかわったな」と1年分の変化を実感します。
ああ、ちゃんと進んでたって思えるご褒美のような日でもあります。
何が言いたかったかというと、私にとって友人の存在は絶大だということと、昔は節目とかどうでもいいと思っていたのに、最近とても大切なじかんになったよ。ということです。
先週の日曜日、神楽坂セッションハウスにてダンサーで整体師でヨギーニの尾形直子さんのパフォーマンスを観てきました。
そうです、以前ブログにも書いたトークセンの施術をしてくださった方です。
それがよかった。。本当に素敵なダンサーできらきらと生きる心がそのまま舞台上にいるようなダンスでした。
本当に感動する音楽を聴いたとき、私は耳で音楽を聴きません。
本当に感動するダンスを観たとき、私は目でダンスを観ません。
もっと全身で、腕のうぶ毛とか、もう何だかわからない感覚を総動員で感じます。
直子さんのダンスもそうやって観ました。
カタチがあるようでない、こういうものと言い切れない、掴めたかと思ったら逃がしてしまう
そんなものをダンスから感じました。
「こうです。」って言いきってしまうことは簡単。でも殆どのことはそうではないはずだと感じています、
いつも、揺れたり、傾いたり、震えたり、ゆらゆら。動きつづける。
そしてダンスが、動きが細胞のようで、ボナペティッツというバケツの中の宙に浮かんだドラムに水滴が当たって音が鳴る装置も、「根源的な何か」を表現していてその相乗効果がすごかった。。
ダンス、いいなぁ。って素直に思いました。少し劇場という空間が苦手になっていたけど、素敵なダンスをこれからも沢山みたいな。
そして、私もいつか、あんな魂の塊みたいなダンスを踊りたいなぁ。
毎週火曜日、夜の空ヨガクラスの後に、ストレッチクラスを担当しています。
そこで、きのうは足の裏の感覚を大切にすることをテーマにしました。
足に行く前にまずは肋骨に手で触れながら呼吸し、手のひらから自分の呼吸を感じ、また肋骨をカタチ、厚み、中のスペースなど様々なアプローチで感じてもらい、感覚を取り戻していきました。
手のひらの皮膚から伝わる胸部の肌の温かさ、その下にある肋骨の骨の硬さ、そうやってひとつずつ拾い上げて感じていくだけでも表面はガチガチに緊張して、中(腹)はふにゃっとした感じから、表面はやわらかく腹にすっと力がはいっていきました。
そして、椅子に座って足の裏でゴムボールをコロコロしてもらいました。
その時に皮膚から伝わるボールの感触を繊細に感じ取りながら、足の裏全体をとおったら床に足をつけてみる。
すると、足の裏がふわっとして、感覚が研ぎ澄まされたせいか、膝から伝わる重さが足の裏を通して地球の中心と繋がっている感覚がありました。
椅子でのワークのクオリティが上がり、部分の運動にみえるものも全身で動いていることが良くわかりました。
最後に立ち上がると、驚くほど腰が軽く持ち上がり驚きで何度も確認しました。(誰よりもその変化にテンションが上がってしまったのはインストラクターの私です。笑)
感じる力が取り戻されるとここまで変化するんだ!と身体の無限の可能性を感じました。
動きのあとに、皆さんのカラダに何がおきたか、シェアしたり、2人組になってワークしてもらったり、半年間このクラスを続けてできた、皆さんのつくる場の空気で毎回とても楽しく取り組んでくださり嬉しい限りです。