今週のストレッチクラスでは、「脛骨をかんじる」
というテーマでクラスを行いました。(
脛骨は、すねの内側の太くて長い骨です。
よく、ダンスやヨガのクラスでも「身体の軸を感じて」「体幹をつかって!
のような注意があるのですが、
そこで、もう一つのヒントである「踵の内側に重心をのせて」
それが、なぜ必要なのか。
自分の身体の構造を知り、感じることで、
そんな感じで、
ダンサー尾形直子さんのパフォーマンス。
ダンスしている身体のクロッキー(速写)、人をテーマにした絵画、写真の展示とダンス公演を観ました。
その感想。
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行ってよかった。
あの空間、ダンス、絵、人に救われた。
なおさんが踊りはじめると、場がどんどん変わる。軽くて、
身体、空間、ダンス、人、絵、壁、天井…
ぜんぶが同じところで共鳴し合う、
壁が耳を澄ませてた。
部屋の隅が明るくよろこんでた。
ダンサーの動きと自分の呼吸がひと繋がりになっていることに途中で気付く。
ダンスを、絵を、いつの間にか目で見ていなかった。
動きに合わせて自分の身体が反応した。首、脇の下、
つまりは、なおさんのダンス(魂)は最高で大好きだということです!
身体のことをもっと知りたい。ただ、実際は解剖学の本や専門書は分厚くて、開けば専門用語がびっしりで、1つの筋肉の機能や役割を理解したいと思っても、
・まずその部位のページを探すのに時間かかる
・さらに読んでも言葉の意味がわからない
・結局本を開く前よりも眉間にシワがよってモヤモヤしたまま本を閉じる
みたいな事が、結構多くて…。自分の未熟さにもトホホなのですが、そんな私がワクワクできる本です。
無理してハードルの高い専門書を読み進めるよりも、色も切り絵も可愛くてなんだかついその本をひらいて眺めていたくなる、その感じが私には丁度よいようです。
いままで、何回床に大の字になってきただろう。
『スタジオ』という、何もない箱(空間)。
着替えて、スタジオへはいると、まず床に大の字に寝てふぅーーー。とします。その瞬間が大好きです。
雨の日も晴れの日も、おばあちゃんが亡くなった日も親友の結婚するよという報告を聞いた日も。稽古が辛くて泣きそうな日も、痛めた足を引きずって何とか辿り着いた日も。
あの、何もない空間に仰向けになって、リノリウムの敷かれたひろーい床を感じ、身体がそこに挨拶をして、馴染んでいく過程を。目を閉じて、あるいは天井をぼんやりと見つめながら過ごします。
一番好きで、一番恐かったばしょ。
まっくら闇のような、ただの箱の部屋で『なにか』がたち上がる瞬間。
きょうも、スタジオにいます。
前回に引き続き、もう一つの感覚について。
それは『身体の感情』です。
クライアントさんが、セッション終わりに『美和さん、本当おかしい!もう笑っちゃうんです!』とケラケラ笑っていました。
その方と同じ状態かはわかりませんが、わたしもアンビエントムーブのセッション中、よく笑ってしまうことがあり、そのことについて考えてみました。セッションしていて、何だか笑いがこみ上げてきて、笑顔になっていたり、それこそ声を出して笑いたくなってしまう時があるんです。
その感覚は、感情(思考)ではなく、感情(身体)からくるもののようなのです。
まるで、細胞が喜んでいる。身体が喜びの振動となって笑いだしてしまう、そんなかんじ。
・・・とか言って、ただただ圧倒的な気持ちよさで幸せがこみ上げてくるのかもしれません。
それはそれで、本っ当にしあわせなことです。