先日、シンガポールから友人が遊びに来ていたので2日間、東京案内をしました。
1日目は箱根に行きたい(東京じゃないw)というオーダーから、彫刻の森美術館へ。箱根湯本駅へ着くと、なんと先日の台風の影響で美術館方面へ行く電車は運行しておらず、バスで行くことに。私も初めての彫刻の森美術館。お天気にも恵まれ広々とした景色がすごく気持ちよかった!
一通り回ると更にバスを乗り継いで芦ノ湖、箱根神社の方へ。
なんとそちらも私は初でした。東京に生まれ育っているのに、どこも行ってないなぁ〜なんて思いました。
友人の7歳のいとこも一緒に来ていて、芦ノ湖から見える富士山を楽しみにしていたのに雲に隠れて見えませんでした。。
シンガポールは1年中暑く、Tシャツ、ショートパンツにビーサンだよ!東京はオフィスワーカーの人がみんなスーツ着てるけど、こっちじゃ暑くて無理無理!と言っていました。
2日目は豪徳寺の招き猫がみたいということで、極寒の雨の中豪徳寺へ。ダウンが必要なほど冷え込んでいたのでそのまま下北沢の美味しいご飯屋さんへ避難。
お腹いっぱいになってすっかり温まると、そのままビレッジバンガードへ(あそこは海外から来る人みんな喜んでくれる、買わなくてもおもちゃ箱の中に迷い込んだみたいでホント楽しい)
その後は古着屋さんやステッカーの専門店行ったりしました。
友人が来ると聞いたときから、どこに連れて行ってあげたら面白いんだろう...って結構考えたんだけど、お気に入りの美味しいご飯屋さんと喫茶店が数件思いついたくらい。
私の生活にはその2つと気の置けない仲間がいれば十分なんだなあと。そして、諦めきれずに更に絞り出したらカップヌードルミュージアム、ポケモンセンター、カワイイモンスターカフェ、ロボットレストランが出てきました。(1度も行ったことない。。)
結局そのどれも行かなかったけど、観光地は観光マップみれば載ってるワケで、相手の求めているものと、私が好きな場所のいいとこどりをするのが「案内」なのかな。簡単なようでなかなか奥の深い東京案内なのでした。
きのう、とある大学病院で下の歯の親知らずを1本抜きました。
完全に埋まっていたので、麻酔をして、メスで歯茎を切って、開いたら歯を引っこ抜くという流れ。開いた段階で場合によっては少しだけ顎の骨を削るね。もしかすると、一時的に唇に麻痺が残る可能性があるよ。と言われていたけれど、麻酔が効いてから10分もしないうちに何事もなく抜歯が終わりました。
多くの人がやっている事かもしれないけれど、手術の一つだし、ピアスも開けたことのない私にとっては結構ドキドキ。
麻酔をすると、メスを入れても本当に痛くなくて、ただ、ガリガリしてたり、歯を引っこ抜くときに尋常じゃない力で引っ張っている感覚は伝わってくるから、それが本当にビビリの私には怖かった。。出血も少なく2針縫って終わると、血の気がさぁーーっと引いて貧血のようになっていました。。「自分よわっ…!」と笑っちゃうくらい!
麻酔には血圧を上げる作用があるらしく、私のような症状が出ることもあるみたいだけど、なんか、自分の身体の一部を失う感覚(大げさですみません…)は何とも言えない感覚でした。
お医者さんはそのまま椅子を倒してしばらくそこで休ませてくれました。
抜歯をしている最中も、終始私の目をしっかりと見て「痛い?」「気分悪くなってない?じゃあ次はもう2針縫って終わりだからね。」と淡々と作業をしながら、私を安心させてくれました。
作業の一環ではなく、キチンと見ていてくれている、という安心感、絶対この先生は上手くやってくれるという安心感。これって手術の技術だけではなく、「自分をどこまで見て、感じ取ってもらえているか」
が大きかったように思いました。
お医者さんは偉大です…!!
来週は糸とるのかぁ。。怖いなあ。。
今月のストレッチクラスでは、「脛骨をかんじる」と身体はどう変化するかな?
というテーマでクラスを行いました。(こんなマニアックなクラスを毎回たのしく、とってもいい雰囲気でおこなえて、あたたかい生徒さんばかりです…!)
よく、ヨガのクラスでも「身体の軸を感じて」「体幹をつかって!」「床を押して立ってください」のような注意があるのですが、その感覚は身体の一部の感覚が失われていたり、繋がりがもてないと掴みづらいです。
そこで、もう一つのヒントである「踵の内側に重心をのせて」というヨガでよく言われるワード。
それが、なぜ必要なのか。踵の内側に重心をのせるということはどういうことなのか、を解剖学の本をみながら、また自分の身体で確認していただきました。自分の身体の構造を知り、感じることで、はじめてその存在に気付くことがあります。すると身体はどう変化するかな…??そんな感じで、ひとりひとりの受け取る感覚を大切にしています。
アンビエントムーブのセッション中に感じることのひとつ。
「その人のもつ感覚は背中を通して私へ伝わる」ということについて。
ある方は、日常にスキンシップがないことで、身体がこわばっている。とおしゃられました。
背中を合わせると「はぁ~、あったかくて気持ちいいです。背中って呼吸でこんなに動いているんですねぇ。」といって、身体がどんどんほどけていきました。
最後、背中を離す時にその背中からは、行かないで!まだまだこうしていたい。という感情が伝わってきました。セッションが終わり、お話を伺うと「最後もう離れたくないなあ、って身体がもう少しそうしていたいなあ、と思って。」と少し涙ぐんでいらっしゃいました。
「身体の感情」と言いたくなるような、思考ではなく、身体感覚からあふれだす感情のようなものまでも交流する中で感じとれるのは、とても興味深い体験でした。
同じ環境で同じことをしても、人によって見えるものが全くちがうんですね。