1年前、私はミュンヘンから電車で1時間半、そこから更に車で20分ほどのところにあるワイアルンという山に囲まれたところでロルフィングを学んでいました。
その時にこんなブログを書いていました。
文章は特別な内容でもないし、クラスの合間にささっと書いたものですが、その文からは、その時の自分がとても落ち着いているのが伝わってきます。
目に映るもの、聴こえる音、その場に漂う香りの色、その全体を柔らかい感覚で受け入れていたのがわかります。
後からでは書くことのできない、その瞬間のフレッシュな文です。
その時は何てことないと思っても、後からその時に書いたものを見返すと、とても特別な時間だったことに気付くということが多々あります。
この書き残した文がどなたかに一時でも穏やかさをもたらしているとしたら、それほど嬉しいことはありません。
ただ、そうでなかったとしても、止まることなく流れる時間を、こうしてブログというカタチで留めておくことで、たまーーーにでも読み返すことで、自分の経験から何度でも新たなことに気付けたりするのです。
小さな頃から大切にしている本を大人になって読み返すと、全く違うことを受け取るのと同じですね。