1月8日、舞踏家の大野慶人先生がお亡くなりになりました。
深い思い出が多くあり、言葉にするのが難しいです。ダンスする慶人さんが大好きでした。
慶人先生との出会いは2014年。
「舞踏」がどんなものなのかもよくわからないまま、真っ白な状態で横浜にある慶人さんの稽古場へ通いました。その時にいただいた言葉は今も大切に大切に心の中にあって、あの時消化できなかった事は、今も少しずつ私の血となり肉となっている感覚があります。
慶人さんの透き通った、全部見えているような目が今も鮮明に私の中にあります。
鳥の目
花になる
竹のような身体
昔からずっと知っている場所へ還っていくような稽古。
生々しい「死」をすぐ隣に感じるからこそ、死の淵に立つからこそ、赤ちゃんのような無垢で純真の「生」が産まれること。愛の花を咲かせる事。
本当に大切な宝物のような時間でした。
あの時は、この瞬間を取りこぼさないように、全部受け取ろうと必死で、それでもわからないことばかりで、混沌としていて、「ああ、結局全部わからなかった、きっとこうして大切な言葉や感覚ををたくさん忘れていってしまうんだな。」と悲しい気持ちにもなったのですが、今もその時にいただいた言葉や仕草は変わらず、と言うより、より鮮明に私の中にあるようです。慶人さんのお茶目で吸い寄せられるような美しい目は、私の中にこれからもあり続けるでしょう。
Thank you!と大きな手を高くあげて、さようならしている慶人さんが目に浮かびます。
だから、私も。
Thank you!!!!
今日は居ても立ってもいられず、想いのままに書こうと思います。
今日は新年2回目のヨガスタジオクラスでした。(普通こう言うの1回目に書くものかな、ま、いっか!)
実は、3月にロルフィングのトレーニングを受けに1ヶ月ドイツ ミュンヘンへ行ってきます。
その間、ヨガスタジオは代講の先生になるので生徒さんへお伝えしたところ、
「えー先生いないの! 1ヶ月も先生のクラス受けれないなんて…!」 の後に、「でもいいなあ!その向上心!帰って来るまで楽しみに待ってます!!」 「いいなあ!本当にそう言うところ素敵!!」 ともうハグしたいくらい本当に嬉しいお言葉をかけていただき、嬉しさでいっぱいでした。
クラスを始めたばかりの頃、「先生っぽくしないと、ちゃんとやらないと」(←そもそもちゃんとってどうやったらちゃんとになるの??って感じですが!) と1時間のクラスをバチバチに決めてやっていました。それから、少しずつ、少しずつ力が抜けて、クラスで一番やるべき事が明確になり、私がワクワクするクラスを提供するようになると、気付けば毎週欠かさずいらしてくださる方や、ご新規のお客様… と人数が増えていきました。
私が本当に大切にしたい事、本当に伝えたい事、本当に共有したい事をやることはとっても勇気がいる事で、怖いです。
だって、それがどんなに地味なワークでも即効性がなかったとしても、本当に皆さんにお伝えすべき事ならやらなきゃいけないと言う事だから。
でも、それをお伝えしたら、皆さん喜んで通ってくださるんです。
そして、1ヶ月待ってます。楽しんでドイツ行ってきて下さいね! って言ってくださるんです。もう、私が毎度クラスでいただく幸せは本当に大きいです!
いちいち壮大だなと思うかもしれないけれど、自分で選択した道で誰かの幸せに繋がって、必要としていただく事はこんなにも嬉しい事なんですね! もう、本当にありがとうございます! 臆せず進みたいと思います!
もっと経験して、深めた事を、また皆さんに還元して、循環させていきます:)
少しばかり遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
2020年ですね!なんか、2010年代が終わって2020年って急に近未来感・・・!どんな、10年になるでしょうか、ワクワクに従うことに躊躇せず、日常を面白がります!
今年は早速チャレンジの年になりそうな予感で、相変わらず不定期更新になると思いますが、こちらにも随時ブログを更新しますので、あたたかく見守ってくださると幸いです。今年もよろしくお願いいたします:)
ところで、初詣はいきましたか?私は、奈良にある「信貴山」で初詣をしました。虎に縁のある神様が祀られているので、お寺の中には虎の色々が沢山ありました。その時に印象的だったのは「戒壇巡り」。本堂階下の暗闇の中を進んで仏像にお参りするというものなのですが、本っっっ当に暗闇でした!前も後ろも真っ暗で目を開けても閉じても一緒。横の壁に触れながらそれを頼りに歩くのがとてもドキドキしました。それは貴重な感覚体験で、ひんやりとした石の洞窟のような場所。
真の暗闇に身体が非常事態モードになった感じで、皮膚感覚や聴覚が敏感になって、足音や声の反響音で空間の広がりを確認しました。
肌で感じるリアルな体験て思いの外に得るものが多いですねぇ。