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柔術のおもしろさ 2020.09.18

こんにちは。

先日柔術のクラスに参加しました。
と言っても、最初の体慣らしの運動のみ参加しました。
なんだかんだで2年通っているキックボクシングジムで毎週やっている柔術クラス。
いつもその動きに見入ってしまい、ついに参加!!という感じてした。

体慣らしは、前転・後転をはじめフロアを使った運動をします。
そして、体の重心移動をうまく使って前へ進んだり、横へ進んだり…。
見ていると簡単そうでも、身体を”素直に”使うことって実は難しいんです。

なんでこんなに魅了されるのかな…と思ったら、やっぱり
「小さな力で身体の動きを最大限に生かす」そしてその為には
「身体の中で重心を滑らかにうごかす」
という所が魅力的なんだと思います。

身体が極々自然体で、スムーズに動いていると、ぎこちなさは一切なく、本当に簡単そうに見えます。
私のやっていたクラシックバレエでも、ピルエットを3回転簡単に回る人は、軸が一切ブレずにとても簡単そうに見えますが、その軸が1ミリずれるだけでもう回ることが難しくなります。その「点」の感覚を身体で覚えれば、誰でも簡単にできますが、それを習得するのには本当に繊細な感覚と鍛錬が必要です。

同じように、柔術では力が強いことではなく、力点を捉え、その力を生かせることが大切なのかなと思います。
そうやって力を練ったり流したり止めたり、身体を駆け巡る様子がとても魅力的で面白いです。

そして、これってまさにコンテンポラリーダンスのフロアワークなんです。
ダンサーや学校のマット運動とかでも、この内容やったら、本当にいいのになあ。

感覚の言語化 2020.09.15

身体を滑らかに使える様になると
体内の流動性にも気づける様になる。

(流動性・・・肉体の目に見えるレベルと目に見えない体感や体液の流れなど)

また身体の中を行き来する「流れ」を一度でも体験すると

”良い姿勢”
”外見の見栄え”などの固定的なこだわりから

(見栄えを気にするのが良い悪いということではないです。1つのことに長く執着するという意味。)

「この瞬間のうちの感覚」
「私だけの体験」へと向きはじめる。

それは、川の流れが上流から下流へ流れる様に自然体である。

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アンビエントムーブのセッションで身体を動かしているとき、意識は「相手の背中」へ向けます。
すると、徐々に私と相手が 「個」と「個」
だったのが、1つの大きなものに包まれている様な、1つの有機体となって動いている様な感覚になります。

そして、2人の身体を1つの”海”に例えると、
動くたびにその波の重心の点が変わって、厚み・密度・色・質などが穏やかに、時にダイナミックに移り変わっていく様です。

身体感覚を言葉で伝えるのって難しいですね。
とても抽象的になってしまいます。
数値化したり、科学的に証明してみたりすれば、「頭で納得」していただくことはできるのでしょう。
(それにしても私のもってる技術ではできませんが…!)

しかし、私は頭で理解して欲しいのではなく、
「身体で体験」してもらえたらな。もしくは、言語を「感じて、味わって」もらえたらな、と思っています。

だから、とっても抽象的、時にちょっと怪しい表現になってしまったりします。笑
だから、よく「これって発信してだいじょぶかね…?」と不安になるのですが、ただ口をつぐんでいるのではなく、こうして何か見えるカタチで表現したいとおもいます。

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