先日のセッションについて、私のフィードバック。
H.Wさんとのセッションで感じたひとつの感覚について。
それは、ムーブメントを繰り返しある時点で動きをやめて、まっすぐに背中合わせで座ったとき。
「いま、どんな感じがしますか?」
とクライアントさんに尋ねると、
「なにも感じません」
とおっしゃられた時がありました。
それは、私の背中からも感覚として共有していたのでよくわかりました。
その『なにも感じない』状態とは、
まるで『自分は海に浮かんでいて、その海水と体温が全く同じ温度になったとき、その海水があるようでないような、なにも感じない状態』のようでした。
相手の背中と自分の背中のあいだに、『間』があるような。
自分でもなく相手でもなく、その『中間に2人がいる』ような。
もしくは、2人という概念が消えてしまったかのような。
いるけど、いない
すこしだけ空間がゆがむ瞬間のような、何とも不思議で、心地よい感覚。