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環境について2020.03.05

デュッセルドルフについてちょうど1週間が経ちました。
時差ボケも落ち着いたし、毎日穏やかな環境で過ごせてとても幸せです。

イナさんと日々過ごしていて、ふとさっき思ったことは、ある「環境」に身をおく事と、その過程について。
毎日イナさんと一緒に過ごしていると、当たり前だけど毎日彼女の話す言葉を聞きます。

使う言葉、音の響き、ニュアンス、ちょっとした仕草、動き・・・

一度聞いて意味がわからない単語も、何度も出てくると何となくこんなニュアンスなのかな〜と思ったり、そうしているうちにその言葉を覚えて自分も使ってみたりします。
赤ちゃんが初めて言葉を覚えるのと同じだなぁ、と思って。

明日の朝、デュッセルドルフとはお別れして、ミュンヘンへ向かうわけだけど、きっと向こうでもイナさんの話し方や二人で会話していた中で使った言葉を、仲間や講師の先生にも使うだろうなと思います。

それって、言葉だけではなくて「覚える」という事すべてにおいて同じ事だと思います。
どんな環境で過ごすかで、何を感じるか、何が見えるか、どんな思考回路か。ぜんぶ変わってくるなって思います。

穏やかとは言え、コロナの事や色々な問題や心が乱されるようなことは日々起きているし、それから目を背けることもなく、東京に居る時と何ら変わらず色んな人が居るわけだけど、少なくともイナさんと過ごすことで、私の中はとても豊かで穏やかです。

「手はこうやって、こうやってよく洗って、うがいも忘れずに、安易に手で顔を触らないで、セッションで使ったものは全て毎回交換する、電車に乗る時にマスクしたい時はショールを首に巻けばいいのよ。にしても、プレトレーニング、いいなぁー!私も一緒に行きたいわ!!」って。

やれる事をキチンとやって、あとは落ち着いて自分のやるべきことを楽しもう。
自分を守って、手放して、受け取って、交流して。

そうやって過ごせたのは、彼女のお陰だと思います。

私は、イナさんや下の階に住むおばあちゃんとたった1週間だけど一緒に暮らして、お互いが思いやりながら日々起きる色々な現実を受け止めながら、楽しく過ごす事、いつ死がやってきても満足なように、どんな態度で暮らすか、どんな瞬間も大切にしつつ、厳しくなりすぎない事。。

そして、セッションを通してそれはそれは大きなギフトをもらいました。

身体の構造を捉える、自分の癖を理解する、重力を感じる、コミュニケーション、手放すことによって還ってくるものを受け取る、繋がりを感じる・・・

全てが初めての環境で、消化するのにまだまだ時間か必要だけど、すでに心も体も脳も素敵なもので満たされているのを強く感じています。
イナさんもまた、私との時間をとても喜んで過ごしてくれたのが伝わってさらに感謝の気持ちでいっぱいです。

あさってから、プレトレーニングが始まります。

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