アンビエントムーブで大切にしている「相手にゆだねる」ということについて。
これは、本当に年齢、性別、運動経験・・・あらゆるものを飛び越えてしまうんだなあ、ということです。
例えば、スポーツをやっているひとやダンサーはゆだねることが得意かというとそういう訳でもなく、むしろ身体を自分の思考でコントロールする癖のあるひとは、身体が無意識的にこわばってしまうこともあるくらいです。
一方で、ふだん全く運動をしていなくて身体がガチガチですー、という方や、人とのコミュニケーションが苦手でつい閉ざしてしまうんです・・・という方が、背中を合わせてみるとさっきの言葉は何だったのだろう、というほど相手にスッと身体をゆだねて自分の背中と相手の背中がとけあって、終わるとふわっふわの背中になっていたりします。
自分の思考(思い込み)の枠に押し込められている身体は、実際の身体と身体の交流を前にして、隠すことのできない何とも素直で豊かなものでした。