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夏バテしてもいいですか?2019.08.14

ヨガスタジオでは、クラス毎にいらしたお客様の人数などを記入するノートがあります。
そこに、今月からインストラクターが【今週の目標】を書く欄が加わりました。

他のインストラクターの方が、

「夏に負けないカラダ作り!」
「夏バテしない体を目指す」
「暑さに打ち勝つカラダを!!」

のような目標を挙げているなか、私が挙げたのは

「夏バテしていても気持ちよく動けるクラス」

わたし自身が絶賛夏バテ中だからというのもあって、夏バテしてしまった人はどうしたらいいの・・?とすこし取り残されてしまった気持ちになり、これ以上頑張れない~。と思ってしまったのです。
もちろん、夏に負けない強いカラダを!と言う先生がいて、それに続くようにお客さまが気持ちよく身体を動かしてもらえたら本当に嬉しい。けど、中にはこんな先生が居てもいいよね。と言う願いも込めて、そんな目標にしました。

夏バテしていても気持ちよく動けるクラス
外の蒸し暑さ、内の冷房、汗をかき室内で汗が冷えたり、冷たいものを食べで胃が弱ったり、冷房でガンガン冷えたオフィスで喉が痛くなったり…

色んな理由ですでに夏バテしてしまった人でも、自分のカラダと相談しながら気持ちよく動かして、ほぐして、芯から温めて汗をかく。クールダウンも丁寧にして、帰ったらスコンと眠りにつく。

そんなクラスをやってくれる先生いたらな♡

という願いを込めてそんな目標で今月のレッスンを提供しようと思います。

と言いつつも、昨日のレッスンは皆さんチャレンジ精神旺盛で、ついつい盛りだくさんな内容になりましたが・・・
皆さんすっきりしてくださったようで、ありがとうございました!!

生き物みたいな音楽2019.07.24

こんにちは!

すこし間が空いてしまったのですが、今日は前回までのブログでお話したこの時間がずっと続けばいいのにシリーズ第3回目です。(勝手にシリーズ化しました 笑)
「生き物みたいな音楽を聴いたとき」についてお話してみようと思います。

はじめて、音楽を生き物だと感じたのはほんの1年ほど前。

兄に連れられてデトロイト出身のセオパリッシュのDJを聴きに行ったとき、「音楽を聴く」という概念がくずれました。
DJは音をつなぎ合わせるというイメージが壊された瞬間でもあり、その場のお客さんの空気感やその日の気分でどんどん音を操り、後ろから音が次から次へと迫ってくる感覚。
心臓の音のように脈打つ低音、火花が散るような軽い高音。

音は外から聴こえているはずなのに、私の中に音楽が入り込み、生き物のように音がうごめいて湧き出てくるようでした。

音楽が好きです。

身体が音になる2019.07.13

こんにちは!

前回のBlogでは、この時間がずっと続けばいいのになぁ!と思う3つの瞬間についてお話しました。
今日は2つ目に書いた「身体が音になって踊れたとき」についてお話していきます。

小さな頃から、クラシックバレエをやっていました。バレエを始めた理由は「トゥーシューズの音」でした。
母が幼少期にバレエを習っていたらしく、家にはその時の発表会で着た小さなチュチュと赤いトゥーシューズがありました。
そのトゥーシューズを履いて歩た時の、コトコトという音が大好きで、トゥーシューズを履いて家中歩き回りました。

その時は自覚すらしていなかったけれど、「音」が好きです。

トゥーシューズの音、たくあんをぱりぱり噛む音、ストローで息を吹いてジュースをブクブクさせる音・・・(こっそりやってました。)

バレエを踊るとき、その音楽を身にまとって踊ることが好きでした。音楽が香水のように、その人の身にまとって香るようなダンサーに憧れました。
コンテのダンスカンパニーに所属すると、まとうのではなく、私そのものが「音になって踊る」ことを掴もうと必死に踊りました。
舞踏家の大野慶人さんからは「質を身体に染み込ませる」ことを教わりました。

音になる、花になる、雪になる、鳥になる・・・

その瞬間、全ての枠が取っ払われて、あるところに到達する感覚があるような気がします。
ピナ・ベジャール・コジョカル・ロパートキナ・ジル、憧れのダンサーたち、素敵な音楽、写真、それら全てに感じるものでした。

大好きな音楽になる。

心が揺さぶられる感覚です。

 

 

 

身体のつながりを感じる2019.07.12

こんにちは!

突然ですが、あぁ、この時間がずっと続けばいいのに、、!と思う瞬間はありますか?
私にはいくつかあって、

 

1. 身体のつながりを感じながら気持ちよく動けたとき

2. 身体が音になって踊れたとき

3. 生き物みたいな音楽を聴いたとき

 

私はこんな時にあぁこの瞬間がずっと続いてほしい・・・!と思います。
では今日は1つめについてお話しようと思います。

 

例えば「歩くこと」
当たり前すぎて気にも留めない事がほとんどですが、少し自分の歩き方を意識すると何だかヨタヨタと左右に揺れながら歩いていたり、腰が重かったり、ペタペタと足裏が使えていなかったりということに気付くことがあります。

 

それを改善しようとすると、つい「歩くときは揺れないように・・・」と間違った動きを矯正しようとしてしまいがちですが、実は自然と楽な動きに出来るんです。簡単に説明すると

・緊張を緩めると身体があるべき場所へかえる
・その状態で使うべきところを使って動く
・脳が心地よい使い方を覚える

そんな流れで身体の繋がりを感じることで、楽な身体に変化するんじゃないかな、と思います。

 

そういえば、先日ロルファーの扇谷孝太郎さんのワークショップへ行きました。

その時にアラベスクの上げ方(バレエの後ろに脚を上げるポーズ)を教わったんです。そしたら、「え!こんな上げ方したことなかったけどすっこい楽!!!!」とそれはもう衝撃でした。
今まで、間違った使い方をしていたから腰が詰まったり痛くなっていたことがよくわかりました。その「正しい身体の使い方」で身体のつながりを感じながらアラベスクをすると、むしろどんどん身体がほぐれて引き締まって気持ちよくて何回でもその動作を繰り返したい気持ちになりました。

その経験は私にとって宝物です。このように、身体のつながりを感じる動き方を知って、身体を余すところなく使っていきたいですし、セッションを通して皆さんにもお伝えしていきたいなと思います。

 

 

 

Ambient の意味2019.07.10

こんにちは!

今日はメソッドの名前にも付いている「Ambient」の意味についておはなしします。

ご存じの方もいるかもしれないのですが、Ambient music という音楽のジャンルがあり、そこから取りました。あるサイトには次のように記されています。

アンビエントミュージック(ambient music
環境音楽。作曲家や演奏者の意図を主張したり、聴くことを強制したりせず、その場に漂う空気のように存在し、それを耳にした人の気持ちを開放的にすることを目的にしている。シンプルで静かなメロディーを繰り返す場合が多く、画廊のようなスペースでビデオアートと組み合わせて用いられることもある。

出典:コトバンク


 

このように書いてあります。
私は音楽が大好きで、音楽を聴いた瞬間、その音楽のもつ世界に一気に飛び越えていけるのが本当に素敵だと思います。空気、質感、色、場所・・・なんかを音が感じさせてくれるって不思議ですねー。
ブライアンイーノをはじめ、アンビエントミュージックを聴くと、心身ともに静かな場所へ深く落ちていくような、とてもあたたかく穏やかな感覚になります。

Ambient musicを聴いている時の感覚のように、ただ空間に浮かぶ身体や穏やかであたたかい呼吸を感じていくことで、本来もつ身体の感覚や力を活かせたらと思います
また、それを2人でやると変化が早いとなぁと感じていて、やっぱり体温や人のやわらかさを感じ、交わることって凄いパワーだなぁ。としみじみ感じています。

 

 

 

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