今月のストレッチクラスでは、「脛骨をかんじる」と身体はどう変化するかな?
というテーマでクラスを行いました。(こんなマニアックなクラスを毎回たのしく、とってもいい雰囲気でおこなえて、あたたかい生徒さんばかりです…!)
よく、ヨガのクラスでも「身体の軸を感じて」「体幹をつかって!」「床を押して立ってください」のような注意があるのですが、その感覚は身体の一部の感覚が失われていたり、繋がりがもてないと掴みづらいです。
そこで、もう一つのヒントである「踵の内側に重心をのせて」というヨガでよく言われるワード。
それが、なぜ必要なのか。踵の内側に重心をのせるということはどういうことなのか、を解剖学の本をみながら、また自分の身体で確認していただきました。自分の身体の構造を知り、感じることで、はじめてその存在に気付くことがあります。すると身体はどう変化するかな…??そんな感じで、ひとりひとりの受け取る感覚を大切にしています。
アンビエントムーブのセッション中に感じることのひとつ。
「その人のもつ感覚は背中を通して私へ伝わる」ということについて。
ある方は、日常にスキンシップがないことで、身体がこわばっている。とおしゃられました。
背中を合わせると「はぁ~、あったかくて気持ちいいです。背中って呼吸でこんなに動いているんですねぇ。」といって、身体がどんどんほどけていきました。
最後、背中を離す時にその背中からは、行かないで!まだまだこうしていたい。という感情が伝わってきました。セッションが終わり、お話を伺うと「最後もう離れたくないなあ、って身体がもう少しそうしていたいなあ、と思って。」と少し涙ぐんでいらっしゃいました。
「身体の感情」と言いたくなるような、思考ではなく、身体感覚からあふれだす感情のようなものまでも交流する中で感じとれるのは、とても興味深い体験でした。
同じ環境で同じことをしても、人によって見えるものが全くちがうんですね。
アンビエントムーブで大切にしている「相手にゆだねる」ということについて。
これは、本当に年齢、性別、運動経験・・・あらゆるものを飛び越えてしまうんだなあ、ということです。
例えば、スポーツをやっているひとやダンサーはゆだねることが得意かというとそういう訳でもなく、むしろ身体を自分の思考でコントロールする癖のあるひとは、身体が無意識的にこわばってしまうこともあるくらいです。
一方で、ふだん全く運動をしていなくて身体がガチガチですー、という方や、人とのコミュニケーションが苦手でつい閉ざしてしまうんです・・・という方が、背中を合わせてみるとさっきの言葉は何だったのだろう、というほど相手にスッと身体をゆだねて自分の背中と相手の背中がとけあって、終わるとふわっふわの背中になっていたりします。
自分の思考(思い込み)の枠に押し込められている身体は、実際の身体と身体の交流を前にして、隠すことのできない何とも素直で豊かなものでした。
去る11月3日、Ambient move. 初のイベント出店をしました。
いやぁ〜始まるまでは緊張した!そして、始まったら最高でした。
一体どのくらいの方が受けてくださるのか本当にドキドキだったのですが、オープンからおしまいの時間までひっきりなしにお客さんがいらして、それはそれは嬉しかった…!
セッション中に「うわあああ!すごい!」とか始めての感覚に思わず笑ってしまう方がいたり、セッションが終わると、安心感とあたたかさに目に涙をうかべてくださる方もいらっしゃいました。
皆さん色んな方法でセッション中の感想を伝えてくださいました。
絵を描いて、色で、浮かんできた映像で、、
「身体と身体がここで出会う」
という経験は本当に尊い行為なんだと、改めて感じました。
それでもって、受けていただいた方からいただいたお金の重みをぐっと感じております。自分がこれをやっていきたい…!とつよく思えたものを来てくださった方と ”分かち合える” こと。そして喜んでいただけて、”ありがとう” と ”お金” としてそれが返ってくること。
昨晩は嬉しさと若干の放心状態で帰路につき、お店をみる時間がなかったにも関わらず、帰るときにはこんな可愛いお土産に囲まれて帰りました:)
今回このイベントに誘ってくれたなおさん、そしてこの場に立ち合ったすべての人に感謝いたします!!
あぁ、たのしかったなあ!!