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Anatomy w/Konrad Obermeier(Assistant: Susan Michel)2020.03.19

4日間のアナトミークラスが終わりました。
自分の中に毎日色んなことが起きてそれはそれは凝縮された時間でした。

コニーは今まで会ってきたロルファーの方々から、とても素晴らしい先生だと聞いていたので、この4日間を心待ちにしていました。

彼のクラスでは主に骨、筋肉、神経など本当に色んな話をしてくれました。時には風船やヌードル(浮き輪)を使って、時にはテーブル(施術台)のシーツをつかって、自分が細胞になってみせたり若者の姿勢やお年寄りの姿勢や色んなモノマネをしてみせて、皆んながその身体の物語に惹きつけられるように話す彼の授業は、『こんなに勉強って楽しいのか!』ということ。

もちろん、言語の壁が標高1万キロくらいに感じてあぁ、私はもう国へ帰ります…。と途方に暮れてみたり、生命が吹き込まれた身体の素晴らしさに触れ見たことのなかった世界が一気に広がったり、本当に色々でした。(その前のムーブメントクラスもでしたが…)

ひとつ確実に言えるのは、この機会は自分の中のスイッチをONにする何かだったと思います。解剖学は逃げもしないし、たった今理解しなくても、帰っていくらでも学ぶことができる。
そして、ただ分厚い解剖学書と睨めっこするのではなく、その本が『生きたもの』になっている事にも本当に嬉しく感じます。
解剖学がただ単語を暗記するように眉間にシワを寄せるものではなく、テーブルに横たわるパートナーの身体は人体模型でもなく紛れもない生きた『人間』であること。

呼吸、そのたびに素晴らしいハーモニーで動く身体、水分を含んだ肌や臓器、相手との関係性、信頼感の元出会う身体と身体。

コロナや何やら色んなボーダーを越えて、今この瞬間に出会えた仲間や先生に感謝します。

緊急帰国。コロナ側から見た景色2020.03.18

こんにちは。

突然ですが、日本に緊急帰国することとなりました。
理由はコロナの影響で、トレーニングが中止になってしまったからです。本当に本当に本当ーーーーに残念でなりませんが、今日までの3週間の出会いや経験、見たもの感じたこと、全てのことはまるで夢のように素晴らしい経験でした。

日本を出発する前から、コロナのこともあり行かない方が良いのでは…という事をいう人もいました。
色んな考え、意見を聞き、ニュースではアジア人が差別されているということも言われていました。そんな中、私は行くことを決めました。

デュッセルドルフへ着くと、昨年9月に日本で開催したロルフムーブメントWSで出会ったロルファーのイナさんが温かく迎えてくれ、彼女のお友達やお母さんも温かく受け入れてくれた事がうれしかったです。セッションを受けさせてもらったり、ロルフィングに出会い、共通の身体言語があるからこそ出来た会話を沢山して、年齢も性別も国も関係なく、好きなことを通して繋がれることって本当に素敵なことだと思いました。

その後、ミュンヘンへ移動。電車の乗換や慣れないことも沢山ありましたが、道ゆく人たち皆んな皆んな本当に親切でたくさんの人が笑顔で助けてくれました。
むしろ、「コンニチハ!」と嬉しそうに挨拶してくれる人もいました。ネガティヴなニュースとは全く違った、温かい人たちに戸惑いながらも、こうして親切にしてくれる人たちに対して「私は私の心地よいスタンスを保ち信じていよう」と思えました。

そして、トレーニング。コースが始まってすぐの時に、何気ない雑談の中で
「実は今回コロナのことで、アジアから来た人を迎えるのは嫌な人もいるかもしれないから、ここへ来て良いものかすごく悩んで心配してたんだ」
と仲間や先生に話すと「気にしていないから大丈夫だよ。」と言って先生が握手とハグをしてくれました。握手する事は今の私にはとても大きな意味を持つ事でした。仲間も皆んな素敵な人間性をもったひとたちで、差別どころか、むしろ遥々日本からやってきた私をリスペクトしてくれました。

それ以外にも、言語がどこまでついて行けるかなど言い出せばキリないけれど、ここへ来て絶対に良かったと言い切れます。
それくらい、濃く、色んな気持ちが詰まった期間でした。

この数日、一緒に学び過ごした仲間との絆も生まれたように感じます。
色んなボーダーを超え、相手の身体に触れ、言葉がなくてもこんなにコミュニケーションが取れるんだ。と気付きました。
最後に別れる時は、みんなとハグをして、涙を堪えて笑顔でお別れしました。またきっと何処かで会えることを願って。

これが日本語だったらもっと理解出来たのに!質問沢山したいのに!
もちろん、悔しい気持ちになることも沢山あったし部屋でひとり涙する時もあったけど、その涙は来なければ良かった…と過去へ向かうものではなく、未来に向けてこれからやっていきたい事を明確にしてくれたものでした。辛くたって、泣いたって、頭がキャパオーバーだって、

それでも「来れて嬉しい!もっと知りたい!」

って思えるって自分でいうのもなんですが本当にすごい!!!

今とこれからつくっていきたい未来のための、最高な3週間でした。

Movement w/Rita Geirola (Assistant: Marisol Valente)2020.03.17

4日間のムーブメントクラスが終わり、数日経ちましたが感想を残します。

初めの日、まずはポートレートを描きました。縛りはない中、自由に描いたので、中にはイマジネーションを働かせて、キャラクターのような人、繊細なタッチの人、足がなかったり、地面があったり、顔が大きかったりみんなそれぞれ。

その後のクラスでは、必ずクラスの10分前くらいにトレーニングルームへ着いて、皆んなそれぞれ今の自分に必要な事をする時間がありました。ある人はヨガをしたり、瞑想をしたり、ストレッチしたり、窓から見える遠くの山を眺めたり、歩いたり…。癖の動きではなく、今の自分に必要なものを、自分の身体の声を聴く時間。そして、静かな空間と共にクラスへと移っていきました。
そして、クラスでは皆んなが色んな質問をし、そこから私たちのためのクラスが進んでいくようでとても新鮮でした。

特に印象的なのは呼吸のワーク。テーブル(施術台)に乗ったパートナーの身体に触れながら、相手の呼吸を引き出してあげるように手を使います。押したり引いたりではなく、感覚としては『ただ相手の身体を感じる』それだけで、触れてる部分から相手の身体が反応し始めて、大きな呼吸の可能性が生まれます。人があんなにも気持ち良さそうに呼吸しているのをみれるなんて、ロルフィングはなんて素敵な仕事だろうとおもいます。

そういえば、日本では発言をしたり質問をしたり、という活発なクラスって私の経験上は本当に少ない気がします。大体、質問ありますか?と言われると皆んな『しーーーん』な事が多い気がする。
こちらでは、素朴な疑問や時にはだいぶ話がそれたり、用意された授業ではなく、ディスカッションが平気で1時間半とか続いたりする。色んな常識や違和感があっても押し込めていた事や色んな価値観が変わって行く。

話はそれますが、日本ではベンツは高級車だけど、こちらではトヨタが高級車。ものは違えど、同じものの価値がいる場所で変わってしまう。そんな事が山ほどあって、今までの自分がいかに小さな事を気にしていたか、笑えてしまうことも沢山ありました。

私が今やっているクラスのように話が大きく反れてしまいました。

動きから学べること。正解不正解ではなく『あなたはどう感じますか?』その感覚が答えであること。ある人は背骨が37個である人は18個だった。そして、それは人によって違うしそれで良いこと。そこからはじめて『で、実際背骨って何個なの?』って気になって横にある人体模型の背骨を数えて24本だと知る。そうしたら、もうきっと背骨が何個あるのか忘れないとおもいます。
正しい答えだけが知りたいなら、本屋さんへ行けばいいし、ググればいい。それを越えた経験に出会いたいから此処へきた。それ以外の何者でもない。

なんか、クラスの内容よりもその期間に感じた色んな事の話になってしまいました。
でも、何をしにきたかって正しい答えを学びに来たのではなく、経験しに来たと言うことだと思います。

ドイツ生活15日目2020.03.14

4日間のムーブメントトレーニングが終わり、アナトミー(解剖学)のトレーニングに移りました。

ドイツに渡って2週間、英語の不自由さはあるものの、その不自由さよりも自由な部分を見つけ楽しめるように少しずつ適応してきたように感じています。

そして、自分のコンディションも敏感に感知するようになりました。
こちらで過ごしていると、英語で話す自分の中に、もう一人の小さな、子供のような自分がいて、「調子はどうだい?」「今日は情報が頭の中で洪水を起こしているから、夜は気を抜いてゆっくり休もうか。」と私の様子を管理してくれているような感じがします。

そういえば、トレーニング初日に「ボディーリーディング」というのを学びました。クライアントの身体を捉え、どう見るか学びます。
その時に、「クライアントの粗探し」ではなく「まず素晴らしいところ」に沢山気付きました。だって、私たちの身体はすでに完璧なバランスでここにあるのですから。

それに気付いたとき、今の自分の状況にも同じ事が言えるな、と思いました。
もちろん、英語で解剖学の情報が滝の如く私の身体に流れ込んでくるので、ふとした瞬間に、「無理ーー!」って泣きたくなる時もあります。そりゃそうですよね。初めてのことを、初めての環境で、慣れない言語で学んでいるわけだから。

それを、「ハンデ」ととるか「私にしかできないやり方」を見出すかは自分次第で、ロルフィングについて学ぶことで、私の生き方や考え方、立ち振る舞い、その全てにダイレクトに繋がっていくのを強く感じています。

今回のトレーニング参加者は全員で13名。アジア人は私1人、その他の人はヨーロッパ各国やドイツに住む人たち。年齢は24才〜64才。
バラバラの国、バックグラウンド、文化、目や肌の色を持った人たちがこの場に集まり、仲間の身体に触れることで、身体を通してその違いを感じます。

そして、骨や筋肉の数、呼吸、心臓の鼓動、どれも同じことに気付きます。
私とおんなじように、初めての解剖学に頭がパンクしていたり、新しい世界に胸を踊らせていたり、これからの人生が変わるキッカケにこの瞬間がなるかもしれない。
そんな、友達でも他人でもない、同志たち、バラバラだけど、同じ人たちと、毎日ロルフィングの冒険をしています。

なんだか話が断片的にあちこち飛んでしまいましたね。

ロルフムーブメントw/Marisol2020.03.11

ドイツに渡ってから4回目、2人目のロルフィングセッションを受けました。

トレーニング期間、ムーブメントとタッチのクラスのアシスタントをしてくれる、ブラジル出身のMarisol Valente。
昨日までのトレーニングでもムーブメント講師であるリタや、私たちの様子をよく見ていてくれて、安心してクラスを受けれたのはマリソルの存在がかなり大きかったです。宇宙みたいに広い世界を持った美しい人です。

トレーニング期間中、希望者はアシスタントのセッションが受けれるとの事だったので、受けてきました。
彼女と相談した結果、ロルフィングとロルフムーブメントをMIXしたセッションを提供してくれました。

マリソルは、私の身体を見て椎骨の動きが呼吸に大して逆に動いていることに気付き、そこをロルフムーブメントで改善してくれました。ムーブメントは歩いたり、日常の動作の中での動き方を学ぶようなことかと思っていましたが、背骨に指を当て、自然な呼吸を繰り返しているうちに身体が新しい呼吸の動きを覚えているような感じで、テーブルに横になったままのとても静かなものでした。

また、私の「リレーションシップ」の捉え方の癖にも気付き、それが私の身体のパターンと繋がってコーディネーションを妨げていることも見つかりました。
環境や相手とのスペースが必要だと感じた時、相手を遠ざけると相手を傷つけてしまうんじゃないか、相手に申し訳ない。という気持ちから自分を小さく縮小して距離を保とうとする癖がありました。しかし、自分を小さくすればするほど逆にスペースは失われていき、どんどん息苦しくなるというパターン。。

セッション中、あるワークでは、仰向けに寝て片足はテーブルに足裏をつけ、足裏の肌感覚と、マリソルと手を合わせている肌感覚を使いながら手を動かし遊んだあと、気が済んだと思ったらマリソルの手を押して遠ざける、というものでした。手を押す時、なんだかとても乱暴に扱っているような気持ちになり、心地よくなかったのでそれを伝えると、マリソルは

「あなたと私とリレーションシップだよ。あなたが私を遠ざけるのではなくて、ただリレーションシップを変えるだけだから、あなたと私は何も変わらないよ」
と教えてくれました。彼女の手を押す時、彼女を押しているように捉えていることに気付きました。そして、手を押す時に心地よくない時は私の身体のcontinueity(連続性、繋がり)も切れてしまっていました。

その後、彼女ではなく「関係性」が私に必要ないという感覚で手を押すと、自分の身体の安定性を持ったまま楽に相手を押す事ができました。

セッション後、テーブルから起き上がって立ってみると、背骨も股関節も胸骨ももう何もかもが大きくのびやかになり、骨盤と肋骨の間の空間が生まれ(セッション前はそのスペースが十分ではなかった)歩き始めると足が無重力のように軽く勝手に持ち上がって歩けました。自分で背骨を触ってみても、明らかにラインが変わっているのを確認できました。

今日のセッションが、まさか ”リレーションシップ” に行き着くとは思いもよらなかったけれど、思考パターンと身体の構造が強く結びついている事を体感するセッションでした。

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